がん予防効果がある食品
三大成人病(ガン、心臓病、脳卒中)のうち、ガンをのぞく心臓病や脳卒中は、遺伝やストレス、ウィルス、または誤った生活習慣といった、誘因がある程度特定されつつあり、そのための予防策が積極的にとられつつあります。
それに対して、ガンだはその誘因や準備段階がまだよくわかっていません、よって、現在のところガンを完全に予防することは不可能です。
しかし、食品に関しては、米国国立癌研究所(NCI)が、日常食品でがん予防を考えようという趣旨で、「デザイナーフーズ・プログラム」(がん予防食品計画)をスタートさせ、これまでに約40種類の食品のがん予防効果の可能性が発表されています。
米国国立癌研究所(NCI)「デザイナーフーズ・プログラム」で取り上げられている食品
【野菜】
にんにく、たまねぎ、トマト、なす、ピーマン、ジャガイモ、人参、セロリ、バースニップ、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、きゅうり
【果物】
オレンジ、レモン、グレープフルーツ、いちご、メロン
【穀物・種子】
玄米、全粒小麦、大麦、大豆、亜麻
【香辛料】
うこん、しょうが、ローズマリー、セージ、タイム、バジル、たらごん、かんぞう、はっか、あさつき、オレガノ
【嗜好品】
緑茶、紅茶、ウーロン茶
このような研究から、米国食品医薬局は、低脂肪、食物繊維を多く含む、抗酸化ビタミンを多く含む食品に対しては、「がん予防に効果がある」という表示をつけることを許可しました。